世界初のビニール傘リサイクルプログラム
2017年12月20日
ユニリーバ・ジャパン,/a>と、テラサイクルジャパン合同会社が、ビニール傘を回収し新たな製品に再生する「ベン&ジェリーズ ビニール傘リサイクルプログラム」を開始するのだそうです。
この試みは、ユニリーバ・ジャパンの掲げる「ユニリーバ・サステナブル・リビングプラン」、ユニリーバのアイスクリームブランド「ベン&ジェリーズ」が取り組む気候変動対策の一環として実施されるとのことで、ビニール傘を回収して再資源化する世界初のプログラムなのだそうですよ。
これは素敵なことですね。
どうやら国内で消費されるビニール傘の量は、年間約6500万本にものぼるのだそうで、まぁ雨の多い日本では納得できる数字ではあるのですが、どうも日本人は、ビニール傘だけに限ると、モノを大切にする精神を忘れてしまっっていますよね。
外国人の方も、「モノを盗まれることのない日本でも、ビニール傘だけはなぜか盗まれる」というような意見もあるようですし、確かに、ことビニール傘に至っては、勝手に使ってもいいというような風潮、ありますよね。
置き傘として、会社内にビニール傘を置いておくと、決まってなくなっていること、多いですよね。
不思議なもので、「なぜかビニール傘はみんなの物」というような風潮があったりします。
そのくせ、大切に扱わないことも多く、雨の上がった日には、必ずと行っていいほど壊れたビニール傘を道端やゴミ置き場で見かけたりします。
また、ビニール傘1本を焼却処分するにあたり、なん約692gの二酸化炭素が発生するのだそうで、こんなことをしているとエコライフなんて、偉そうなことは言ってられませんよね。
ちなみに、今回の試みでは、回収したビニール傘を、骨組と傘布に分離し、骨組は鉄原料として再資源化、傘布はプラスチック材としてリサイクル、または別の用途を持つ製品に再利用し、新たな製品として生まれ変わらせるのだそうです。
この製品については今後テスト予定だとのことで、アイスクリーム用保冷ボックスやうちわなどが候補に挙がっているのだとか。
まぁ、アイスボックスは良さそうですけど、うちわは止めたほうがいいでしょうね。
夏場になるとあちらこちらで「うちわ」が配られることになりますが、これこそ、無駄に廃棄されかねません。
とはいえ、このようにリサイクルすることも大切ですが、無駄なものを作らないということも考えなければなりませんね。